博士号を取ろうと思ったきっかけをつづる

何故博士号を取ったのか?きっかけは何だったのか?
ふと思い出したので書いてみた。博士進学を考えている人たちにも参考になれば嬉しい。
ちなみに私が博士(工学)を取得したのは2015年で地方国立です。もう10年くらいたつのですね…。

きっかけとか

  1. 大学の先生から誘われた
  2. 「博士」ってかっこいい…!
  3. 就職は後でもできるだろうという(甘い?)考え
  4. 研究を続けたい
  5. お金はなんとかなる

順番は特に関係ないです。

それぞれのきっかけの理由とか

普通、”4″が理由として一番なんだろうけど、就職か進学か迷いが生じたのは”1″が主な理由です。

先生方というのは他大学の先生も含みます。学会で懇親会などがあるわけですが、そんな場で言われるわけですね。「進学しないの?」と。

そこで迷わなければ今の自分はいなかったでしょう。でも迷っちゃったんです。良く言われますが「迷ったら終わり」なんです。

もちろん迷うにはちゃんと理由があって、その原因が”4″とかにつながるんだと思います。”2″は完全に後付けの理由です。名刺に書けるからということはありますが、そこまで正直意識してませんでした。

“3”については今になって言えますが、就活は全くと言っていいほど問題ありませんでした。修士の時にも就活しましたが、むしろ博士になってからの方が成功したんじゃないかと思います。
ちなみに、アカデミックは進学時点から行く気はなかったので、受けたのは企業のみです。
就活が成功(?)した理由はいくつか考えられますが、そのうちまとめられればと思います。
私は現在、電機大手の研究開発職に就いています。今になってわかりますが、企業では博士を持っていた方が有利な仕事とそうでない仕事があります。
恐らくですが、日本の企業にいる場合は”そうでない仕事”の方が多いのではないでしょうか?
論文を書いたり、学会投稿したりはありますが、学生のころと比べると頻度は圧倒的に落ちてますので、私も今はあまり持っていても…というのが正直なところです。
とはいえ私は別に気にしてはないのですが、配属ガチャみたいなのと同じく、アサインされる仕事によって決まってくるのはあるので、そこは何とも言えないのはありますね。

“5”は進学する人にとっては一番のネックになるところかもしれません。
僕の実家は決して裕福ではありませんが、奨学金をもらえればなんとかなるだろうとは思ってました。結局、学振を取れたので何も気にしないで生活できました。
学振とかについても後ほど書ければと思います。

まとめ?

恐らく僕は運が良くて博士の中でもうまく行った方だと思います。(学振取れたとか、修了、就職できたという意味で。)
でも自分が博士になってみて、「博士はこんなもんで良いのか?」と常日頃から考えてしまいます。
「博士たるもの”世界の科学技術を発展させる”べきである」、という考えが僕の根底にあるからなんでしょう。
“博士はゴールではなく、スタート”なので、スマートにでもがむしゃらに生きていればいつか、自分は博士だよ!と自信に満ち溢れた人間になれるのだろうか?

この年(30後半にさしかかる)になると自分の専門分野以外も色々やってみたいというのは割とあったりするので、博士取る必要も無かったかなというのは正直思うこともありますが、でもやっぱり博士を持っているというのは誇りですし、その過程でいろんなことが経験できたのはあるので後悔は全くと言っていいほどないですね。

これからとることを考えている方、何かご相談あればコメントなどください。相談に乗ります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました